スッポン

基源:脊椎動物カメ科のカメです。

性味・効能:甘、微鹸、平。陰気を養い、補腎、虚熱を下げる。

スッポンとは、中国3000年前に王室の薬膳に滋養強壮、不老長寿の品として供された最高珍重品です。特に中国のスープでは漢方としての効果が認められて、強精、強壮に特効の料理です。

スッポン成分:コラーゲン、カルシウム、リン、良質のタンパク質、不飽和脂肪酸、EPADHA、ミネラルなどが豊富で、そのほかビタミンB1、B2、B6、葉酸、パントテン酸などを含み、栄養価値が高くて、動物中でも特に優れた高級品です。特にアミノ酸、ミネラルの鉄分とナトリウムが多く、増血作用効果が期待されそうです。さらに、スッポン油は動物でありながら不飽和脂肪酸を多く含んでいます。不飽和脂肪酸は血中コレステロールの増加や血管の沈着を防止、動脈硬化、脳水腫の予防に効果があります。また、スッポンのコレステロールは胆汁合成、細胞膜合成、ホルモンの合成の素材として重要な役割も持っています。体内でホルモン合成をするときに、スッポン肉などに含まれる酵素の働きが加わり、精力増強に効果を発揮すると考えられています。

スッポンの甲作用:滋養潜陽「潜陽:隠虚に発症した肝火(血や組織などの不足により生じた肝の熱症のこと。例:目充血、めまい、易怒などの症状が起こる)対する治療方法で平肝ほぼ同じ」。養血補心、平肝、虚熱を下げる(消耗性疾病による発熱)。活血通絡作用、解毒作用。

スッポンの腹甲作用:陰虚の発熱、虚熱の上昇による頭痛。慢性のせき、のどの乾燥、遺精(早漏の治療)、インポテンツ、足腰の無力症、子宮出血、帯下など。

スッポンの体作用:活血通絡作用、咽喉の腫痛、リンパ節結核、慢性骨髓炎、肥大性脊椎炎など。
スッポンの血作用:(過労による潮熱)顔面神経麻痺に対し効果があります。


亀板(きばん)は、ツチガメ科クサガメの腹部と背部の甲羅を乾燥したものを薬用とします。味は甘く、平〜やや凉性です。ニカワ、脂肪、カルシウム、リンなどを含んでいます。解熱、鎮静作用などがあります。血虚、陰虚の骨蒸潮熱、盗汗、遺精、不正性出血、慢生腎炎、神経衰弱などに用いられます。主治:肺結核の潮熱、遺精、慢性腎炎、神経衰弱、不正性器出血

更にスッポンには、男性の生殖細胞の80%を構成しているアルギニンが、また内臓部分には精力増強成分が含まれています。

効能効果

肺結核治療:亀甲、黄連末、沙参、熟地黄、麦門冬など

腹中の硬結治療:亀甲、生姜、黎勒皮、

胸腹内の硬結治療:亀甲、米酢、琥珀、大黄など

婦人月経不通の治療:亀甲、米酢、琥珀、ハチミツ

滋養強壮を高めるための配合方法:スッポン、海馬(タツノオトシゴ)、人参、鹿茸など。


亀は補腎益肺、補脳補血、益心益骨の効用を持っています。現在の癌の治療法(化学療法、放射療法)に伴なう白血球の減少、「全亀カプセル」は「白血球減少」に効果がある。肺結核、気管支拡張、結核性胸膜炎、慢性気管支炎、肺癌、肝炎等治療の補助に使われています