生薬名:枸杞子(クコシ)

基源

神農本草経の上品に収載。ナス科 Solanaceae 枸杞 Lycium chinense Mill. (クコ)の成熟した果実を乾燥したもの。

性味

味は甘、性は平(帰経:肝・腎経)

成分
葉には、ビタミンCのほか、血行をよくする ベタインや、血管を丈夫にするルチンなど。果実には、ベタインやゼアキサンチンなど。根の皮「地骨皮」には、ベタインやリノール酸、シトステソルなど。他は
ビタミンA・B1・B2・C、カルシウム・リン・鉄・色素など。

採取時期
葉(枸杞葉)は、夏に若い葉をつみ取り、水洗いをして日干しとします。実(枸杞子)は、秋に熟した実をつみ取り、日干しとします。根の皮「地骨皮」は、冬に根を掘りだし、芯を除いて日干しとします
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効能効果
昔から、枸杞子は不老長寿、強壮強精、健康回復の秘薬といわれています。補肝腎・生精血・明目防衰老、体質強化などができます。実験によると、肝細胞内の脂肪沈着を抑制し、肝細胞の新生を促進する作用があります。肝腎の陰虚・陽虚を補い、枸杞子を長期服用すると、精を養い顔色がよくなります。

用法用量:6〜18g

使用上の注意

枸杞子の補益力はトウシツリよりも強い。平補するが、内熱があるときには使用しない方がよい。
臨床応用:
免疫能の増強作用と調整作用、抗老化作用、 保肝作用・抗脂肪肝作用、抗癌作用、骨髄造血子の促進作用、血糖降下作用、子宮発達の促進作用、コレステロール、中性脂肪の降下作用。